爆勝(笑)☆大学受験奮闘記

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「ヒロコちゃん! 社会科目はベクトルでわかるぞ!」 ブログネーム.三ツ星

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社会科目とベクトルの関係とは・・・!?

【第944回】

三ツ星のプロフィール


僕の携帯では表示できない絵文字が満載なメールが届いた。



「三ツ星さん

 オ願いがぁります。

 相談ィィですかぁ??」






メールを見たぐらいではお願いと相談どっちの用件なのかわからないままだったが、僕はひとまずOKしてヒロコちゃんを呼んだ。



相談とは、社会科目についての相談だった。





─────



「どの科目が進路に有利なんですかー?」



「んー」



ヒロコちゃんも難しいコト聞くよなー(笑)



社会科嫌いの文系にとって、死活的な選択のようだった。



「どれも役には立つけど有利にはならないんじゃないかな」



とたんに叱られたネコのように耳がしゅんとしたような顔になる。いつもわかりやすい生徒だ。



社会科というのは、地歴と公民という教科に分かれる。これが社会をそれぞれの一側面から見つめる科目で構成されている。



「まず、地歴は社会の成り立ちを知るもので、公民は社会の仕組みを知るもんなんだな」



ヒロコの顔が(?_?)になっている。マズイ(笑)



「社会のあり方をベクトルで考えるのも面白いと思うよ」



僕は紙のど真ん中に赤ペンを走らせ、『地理』と書いた。



「地理は世界の分布を知るもんなんだよね。どこがどういう気候だとか、それでどんな特産品があってどんな民族・宗教や国があるのかを学ぶんだ。ベクトルで言うと、世界をヨコ糸で繋いでるよね



地理の文字の左右に矢印をびーっと引くと、ネコジャラシを追うようにヒロコの視線が動いた。わかりやすいぐらい食いついている! これはイケる!



これをタテ糸で繋ぐのが歴史だよね? それぞれ世界と日本だけに絞った歴史があるわけだ。ちなみに、日本はよく世界中の歴史に詳しすぎるって笑われるらしいけど、それのおかげでたとえば僕らにはほぼ無関係なキリスト教とイスラム教が宿命のライバルであることを知ってるわけだ。それで両方の歴史に配慮した発言や接し方ができるから、世界で商売する時にも役に立っているらしいんだね。戦後十年ちょいで高度経済成長とかしてるのも、別に好運だけが原因じゃないらしいんだよね」



僕は地理の下に『世界史』と『日本史』の文字を書き、さらにその下に向けて矢印をびっと引いた。



「ここまでが地歴だよね? 次は公民」



僕は胸ポケットに挿してある青ペンと交換して、『世界史』と『日本史』の横に『倫理』と書いてその下に矢印をびっと引いた。



「倫理は歴史の流れにくっついてる思想の歴史なんだね。社会の状況とともに僕たちの常識とか考え方もどんどん変わっていくでしょ?」



ヒロコの(?_?)顔に“;”が加わっているのに気がついた。(?_?;)(?_?;)(笑)。もうオーバーヒート寸前だ。



「たとえばさ、ヒロコちゃんが小学校あがるぐらいの頃に携帯電話が出始めたんだけど、その頃は覚えてる?」



「はい、なんとなく…」



よし、大丈夫そうだ…。



「あの頃はさ、いいオトナが人前でデカイ声で話すのがみっともないと見られる雰囲気があってね。電車とか公共施設内で使わないよう今でも言われるのは、それの名残りなんだよね。実際、ペースメーカーの人に配慮するといっても、あまり見ないし、配慮なんて公共施設に限らないわけでしょ」



「た、確かにー…」



ヒロコは机にアゴを乗せて考え込んだ。記憶をたどっているのだろう。僕はもうちょっとイメージを具体化する必要性を感じた。



「他にも、電車の中で化粧する女の人っているでしょ? あれも最初に比べれば批判される数が減ってきちゃったよね。つまり、社会にどんどん受け入れられて、そういう文化になっちゃうということだよね。」



思想の歴史というのは、そういう社会状況を目の当たりにした人たちがつむぎ出すわけだ。歴史の一側面だというのはそういうことなのだ。



「わかりますー」



ヒロコのうなずき具合を見て、今度は地理の横に『政治・経済』と書いた。これも横にびーっと線を引く。



「実はね、ヒロコちゃん…」



「なんですかー?」



「この政経というのは、歴史の現代版のことなんだ。こんないきさつがあって、こんな社会になっています、ってな具合。だから、その社会の制度とそのいろんな問題点を学ぶんだよね」



「大変ですぅ…」



顔だけで泣いてみせるヒロコ。これだけで大丈夫そうだ。



「で、最後の『現代社会』なんだよね」



僕は『地理』と『政治・経済』の真上に『現代社会』と書き込んで、点線の矢印を上に書き入れた。



「現社の目的は、世界で集められ積み上げられてきた問題とひとつひとつ向き合って、課題を見つけていくことなんだよね。だからベクトルが未来に向いている。たいした勉強をしなくても受験で点が取れるみたいな言われ方をするのはつまり、データを下にするというより、イメージを元にしても問題に解答できることが多いからなんだよね」



「あーあー、そういうのならわかります!」



ヒロコが目をおっきくして答えた。



「わかりやすかったかな?」



「はい!」



社会科という教科科目の意味を知った上で、改めて考えると、将来への「有利不利」というのは難しい。せいぜいが受験の有利不利ぐらいだろうと説明した。



将来と科目の関係を考えるなら、“有利不利”よりも“相性”の方が適当な言い方かも知れない。



「進路ですかぁ」



その進路を考えるきっかけにしたかったヒロコからしてみれば、とんだやぶへびな結論だったろう(笑)



けど、社会科に興味を持ってもらえた様子で、物の見方に影響を与えたらしいとわかるのはこの日から間をあけた今の話だ。






(その他のブログでも「教育の現場」を覗いて見て下さい♪)




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