2007.09.01 Sat
『模試こそ利用してやれ!』 ブログネーム.三ツ星
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模試の利用に
秘策あり!
【第774回】
三ツ星のプロフィール
青い顔して面談を申し込んできたシンイチロウだが、その内容を聞いた僕はニッコリ笑ってうなずいた。
シンイチロウは、普段から勉強をコツコツやっているやつだ。
中間期末の成績はいいのだがしかし、模試が振るわない。
そのせいもあってえらくマイナス思考のカタマリだった。
「もうダメっすよ」
じゃあダメだろという言葉を飲み込んで、僕はもう一度笑った。
シンイチロウがダメだと言っているのが、今回返ってきた模試の成績だった。
死ぬ直前の心電図はこんなグラフとよく似ているはずだ。
「シンイチロウ君な、模試がナニ者かわかるかい?」
「…いえ」
「ふふふ。絶対ヒミツだぞ」
「なんですか?」
シンイチロウが身を乗り出して言った。
「実はね、模試って予備校の営業なんだよ」
「えーっ!?」
僕はニヤニヤしながら説明した。
「模試ってのはさ、大体はそこの授業なりを受けてないといい点取れないんだよね。だからウチのこの先生のこの講座を取らないとヤバイよとビビらされるわけだ」
「そうなんですか?」
「大手なんてほとんどそんなモンだよ」
だからといってそれだけで済ませてもいけない。
「だから模試の勉強というのは方法がある」
模試と模試の間の勉強に意味がある。
「例えばね、英語で文法問題を鍛えようと思ったとするよね?」
「はい。自分も文法ニガテっす」
「だな。で、今度はこれだけの勉強をするからと予定を立てる。それで次の模試を受けるんだ」
「はい、やってます」
「で、それで返ってきた点が20点とかだったらどうする?」
「いやー、それはヘコみます…」
「でしょ(笑)」
僕は気持ち悪い笑いをしながら指を立てた。
「でもそれがさ、自分が勉強した文法の“20点満点”だったらどうよ?」
「…それはいいですよ!!」
「つまり極端な話、文法を勉強するといったら、文法問題以外は絶対に解かない!」
大胆な提案にシンイチロウはのけぞった。本当にのけぞった。よほどびっくりしたらしい。
「いやーそれは…」
「だから模試の勉強をするにもスジがないと方針も立たないよね」
「ええ、まあ、はあ…」
僕は指導用のカルテを取り出して、シンイチロウの志望校を指差した。
「つまりさ、ここの過去問がベースになっていれば勉強しやすいんじゃないの?」
「あっ!」
「これなら友達がシンイチロウ君の結果表を見てニヤリとするのを見て逆にニヤリと笑えるよね?」
「はい! 確かに!」
「よし、早速過去問買って来いって!」
シンイチロウはまだ気付いてないが、学習計画という目線で彼はずいぶんと落ち着いたのだ。
落ち着いたヤツは強い!
(その他のブログでも「教育の現場」を覗いて見て下さい♪)
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青い顔して面談を申し込んできたシンイチロウだが、その内容を聞いた僕はニッコリ笑ってうなずいた。
シンイチロウは、普段から勉強をコツコツやっているやつだ。
中間期末の成績はいいのだがしかし、模試が振るわない。
そのせいもあってえらくマイナス思考のカタマリだった。
「もうダメっすよ」
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シンイチロウがダメだと言っているのが、今回返ってきた模試の成績だった。
死ぬ直前の心電図はこんなグラフとよく似ているはずだ。
「シンイチロウ君な、模試がナニ者かわかるかい?」
「…いえ」
「ふふふ。絶対ヒミツだぞ」
「なんですか?」
シンイチロウが身を乗り出して言った。
「実はね、模試って予備校の営業なんだよ」
「えーっ!?」
僕はニヤニヤしながら説明した。
「模試ってのはさ、大体はそこの授業なりを受けてないといい点取れないんだよね。だからウチのこの先生のこの講座を取らないとヤバイよとビビらされるわけだ」
「そうなんですか?」
「大手なんてほとんどそんなモンだよ」
だからといってそれだけで済ませてもいけない。
「だから模試の勉強というのは方法がある」
模試と模試の間の勉強に意味がある。
「例えばね、英語で文法問題を鍛えようと思ったとするよね?」
「はい。自分も文法ニガテっす」
「だな。で、今度はこれだけの勉強をするからと予定を立てる。それで次の模試を受けるんだ」
「はい、やってます」
「で、それで返ってきた点が20点とかだったらどうする?」
「いやー、それはヘコみます…」
「でしょ(笑)」
僕は気持ち悪い笑いをしながら指を立てた。
「でもそれがさ、自分が勉強した文法の“20点満点”だったらどうよ?」
「…それはいいですよ!!」
「つまり極端な話、文法を勉強するといったら、文法問題以外は絶対に解かない!」
大胆な提案にシンイチロウはのけぞった。本当にのけぞった。よほどびっくりしたらしい。
「いやーそれは…」
「だから模試の勉強をするにもスジがないと方針も立たないよね」
「ええ、まあ、はあ…」
僕は指導用のカルテを取り出して、シンイチロウの志望校を指差した。
「つまりさ、ここの過去問がベースになっていれば勉強しやすいんじゃないの?」
「あっ!」
「これなら友達がシンイチロウ君の結果表を見てニヤリとするのを見て逆にニヤリと笑えるよね?」
「はい! 確かに!」
「よし、早速過去問買って来いって!」
シンイチロウはまだ気付いてないが、学習計画という目線で彼はずいぶんと落ち着いたのだ。
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