爆勝(笑)☆大学受験奮闘記

JPC日本プロデュースセンタースタッフブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「大学で身に着けなければならない能力って何ですか?」 ブログネーム.ピーナッツ畑でつかまえて

当blogは人気ブログランキングに参加しています。
応援よろしくお願いしますm(_ _)m


「大学で身に着けなければならない能力って何ですか?」
と聞いてきた高校3年生のM君。

彼はいわゆる私立難関大学といわれる大学の
商学・経済・経営学部を考えている生徒さんですが、これ!
という学部が絞りきれずこんな質問をしてきたのかも知れません。
(by-ピーナッツ畑でつかまえて)

【第1254回】

ピーナッツ畑でつかまえてのプロフィール


 大学で身に着けて欲しい能力はいくつかありますが、文系・理系を問わず、ぜひ身に着けて欲しい能力が「自分の問題を発見し、それを解決する方法を考え出し、それを実行する」能力、つまり問題解決能力です。社会に出るとこの能力がまず問われます。そして年齢が上がり、会社のなかでの立場が上がるほど、その対象が自分の問題解決→自分の係の問題解決→自分の課→自分の部と広がっていきます。


 日本は80年代、いわゆるバブル経済に沸いていました。そのころはどの会社も景気がよく、人さえいれば、たとえそれが問題解決能力のない人でも物が売れたので、どの企業もたくさんの人を採用していたのです。しかし90年代にバブル経済が崩壊し、企業は今までのように人を雇い続けることが難しくなり、リストラを行いました。その対象になったのは問題解決能力のない人たちでした。

 そしてそのときに企業は学習したのです。つまり、どんなに景気が良くなっても能力のない人を雇わないようにしよう、誰でもできる仕事は派遣社員にやらせるようにしよう、とね。

 そして今またアメリカのサブプライム問題に端を発する世界不況が起こっています。日本の企業は前回のバブル経済崩壊の時にある程度リストラを進めていましたから、今は派遣社員の人々がリストラの対象になっているわけです。つまり今の企業は「会社に利益をもたらす良い人材は欲しいが、能力のない人、誰にでもできることしかできない人はいらない」と考えているのです。ですから文系・理系を問わず、大学ではぜひ「自分の問題を発見し、それを解決する方法を考え出し、それを実行する」という問題解決能力を磨いて欲しいと思います。


 「その能力はどの学部で磨けますか?」・・・


こんな話をM君にしたあと、彼にこう聞かれました。

 実はこの問題解決能力はどの学部でも磨くことができますし、またどの学部でも磨くことはできないともいえます。残念ながら「問題解決能力を磨くための授業」というのはどの学部にも存在しません。これは大学在学中に自分で意識しながら身に着けていかなければならないものなのです。自分で意識すれば、大学で学ぶ全てのことはこの問題解決能力を磨くための練習素材になります。なぜなら大学で学ぶことは半数以上は「その問題を解決する方法がはっきりとわかっていない事」だからです。

 高校生までは英語や数学・理科・社会という「はっきりとした正解が存在し、その正解にいたるプロセスが確立している」問題を扱ってきました。実はこれは問題の解決難易度からすると低レベルの問題になります。教わったとおりにやれば誰でも正解にたどりつくことができる、つまりその問題を解決することができるからです。

 しかし、社会に出て直面する問題は、そのほとんどが正解にたどりつくためのプロセスが確立していない、いわば解き方を誰も教えてくれない問題です。自分の問題点を解決する方法、というのもそのひとつです。これを解決するためには、誰かにやり方を教えてもらうわけにはいきません。またやり方がわからないからといって投げ出してしまうわけにもいきません。誰かがやり方を教えてくれるわけでもない、どう解決すれば良いかもはっきりわからない問題を、いろいろ考えて解決方法を考えやってみて、うまくいかなければまた「他のやり方を考える」ということを繰り返す事によって解決していくしかありません。残念ながらこれは意識して取り組んだ人にしか身に付くことはありません。だからこそ企業はこの能力を身に着けている人を大切にします。


 平成11年に今の文部科学省の前身である科学技術庁の委員が座談会を開きました。ここにその議事録があります。

(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/11/03/990335p.htm)かなり長文なので、全てを引用することはできませんが、「このままでは日本はダメになる」という言葉がたくさん出てきます。特に印象的なのが「(大)学生はすぐ正解は何ですかと聞く。これは僕自身も経験があるが、要するに正解が全てあって正解を覚えるのが勉強だと思っている。そういう教育で大学までずっときている。大学に入って、本当に最前線に出たときには、正解がない答えに次々にぶつからなければならない、それが全然わかってない。それを大学でそもそもそこの大転換というものを教えるという体制もない。そういう国が創造立国などできるはずがない」という部分です。


 ちょうどいわゆる「ゆとり教育」が始まってすぐのことだったので、勉強の量が少なくなった、という話の流れからの話題ですが、僕はこの「ゆとり教育」が廃止になっても、本質的な問題は解決しないと考えています。問題は「量」ではなく「質」だからです。教育産業は「効率」という名の下に「問題をパターン化してその解き方を教え、それを覚えさせる」ということを繰り返してきました。僕自身10年間中学生対象の高校受験対策機関でそうしてきました。しかしこのやり方では高校受験はうまくいっても、難関大学といわれる大学受験や、ましてや社会に出てから直面する問題の解決には全く役に立ちません。そして上記の議事録にあるような「正解を覚えることが勉強だと思っている」人がたくさん生まれてしまったのです。


 日本は資源に乏しく、また国土も広くはありません。その状況の中で日本は「知恵」を売って世界の中で生きてきました。「知恵」とは「今まで誰もやることができなかったことを、考え試行錯誤し、問題を解決して成し遂げる」力のことです。そしてこれからも日本はこの「知恵」を売って生き残っていくしかありません。日本がこの先世界の中で生き残っていくにはこの「知恵」を持った人がたくさん必要になります。しかしこの「知恵を持った人」は今までのような「与えられるやり方を覚えるだけ」の勉強方法しか知らない人からは生まれません。「やり方がわからないからできない」と放り投げてしまう人にはこの知恵、つまり問題解決能力はつかないのです。


 だからね、M君。大学で解き方を誰も教えてくれない問題にたくさん立ち向かって、いろいろ試行錯誤し、悩み苦しんで、そして問題解決能力を身に着けてくださいね。






(その他のブログでも「教育の現場」を覗いて見て下さい♪)






| 高校生 | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://jpcdiary.blog37.fc2.com/tb.php/1254-cf6a6c50

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

無料 アクセス解析RMT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。