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暴れん坊天竜☆さん、興味深い考察ありがとうございました♪
高校で学ぶ教科の中にも、ちょっと視点を変えるだけで、
興味そそられる「何故?」や「新しい発見」がゴロゴロと転がっていますよ☆
【第1156回】
暴れん坊天竜☆のプロフィール 斬鉄剣とは、鉄を切断することができる刀剣のこと。居合道の人が極めて高い強度の日本刀のことをそう呼んだそうです。度々、鉄兜を試し切りすることもあったそうです。
一度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
TVゲームのファイナルファンタジーで召喚獣のオーディンが使う一撃必殺技です。そして、
「ルパン三世」に出てくる
石川五ェ門が使っているアレです。こんにゃく以外なんでも切れるので、よく切れる刀として知られています。石川五ェ門が使っている斬鉄剣にはさらに
「流星」という名が付いています。
なぜその名が付いたのでしょうか?今回はこの
謎に迫ってみたいと思います。(作者のモンキーパンチさんに聞けば解決する問題なのですが、自分なりに究明していきます。)
この謎を解く鍵が今年9月のニュースでありました!
ニュース
「4300年前…最古の鉄剣の謎解明 原料は隕石(流れ星)だった!」 『世界最古の鉄製品である黄金装飾鉄剣が鉄隕石を材料としていることが判明。トルコで発掘された約4300年前の世界最古の鉄剣は、鉄隕石(いんせき)を原料に作られたとみられることが、東京理科大と中近東文化センターなどの共同研究で解明。人類が製鉄技術を確立する数百年前のもので、これまで製法は謎でした。
鉄剣はトルコのアンカラ郊外の王墓で70年前に発見され、全長約30センチ(刀身約18センチ)で、柄と鞘は純金製。死後の世界で使う道具として作られました。
研究グループは、地球の鉄にはニッケルがほとんど含まれないが、隕石の鉄には約5%以上含まれることに着目。鉄剣を所蔵するアナトリア文明博物館(アンカラ)の協力を得て、X線で成分を詳しく分析。その結果、鉄剣にはニッケルが約7%含まれることが判明。地球の鉄鉱石から製鉄したものではなく、鉄隕石から作られた可能性が高いと判断。分析した東京理科大の中井泉教授(分析化学)は、「鉄隕石を切り出し、打ち延ばして作ったのではないか。鉄は当時、金よりも貴重だった。人類と鉄の関係を考える上で非常に意義深い」と話しています。』このニュースを読んで
「鉄剣」と「鉄隕石」について調べてみましたのでご紹介します。
1.まず「鉄剣」について。 鉄剣を作るには鉄が必要です。鉄はどこから持ってくれば良いのでしょうか。
日本で鉄剣といえば、世界に誇れる
「日本刀」があります。実は日本刀というのはサビにくいです。そして法隆寺の建立に使われた
「飛鳥釘」もサビない鉄です。これらのサビない和鉄は
「タタラ」と呼ばれる日本古来の製鉄法で作られます。木炭で砂鉄を製錬する方法なのですが、不純物が溶鉱炉鉄に比べ非常に少なく、唯一多い不純物は、チタンです。これが
サビにくい要因となっています。
日本では
「タタラ」、では
世界で製鉄技術が普及し始めたのはいつでしょうか。
人工的に鉄を発明したのは
紀元前15世紀頃、アナトリア半島のヒッタイトが定説とされています。(紀元前18世紀ごろアッシリア人の遺跡から人工鉄が見つかっており、当時のものかどうかは不明となっています。)
鉄の利用自体はそれよりもはるかに古いようです。エジプトでは
紀元前3000年前のウルという遺跡から鉄器の断片が見つかり、ギザにあるクフ王のピラミッドの石の隙間から、
紀元前250年前の鋸の歯が見つかっています。
結論として、
鉄剣は約4300年前に、まだ製鉄技術がない時に作られた訳ですね。
2.次に「隕石」について 鉄隕石の主成分は
鉄で約90%、
ニッケルを7~15%、
コバルトを0.5%前後含む、鉄との合金です。このような金属は地球上では産出しないため、隕石か否かの判定は、
ニッケルの含有量から判断されます。鉄の成分から隕石かどうかがわかるということですね。
隕石の中でも鉄隕石の発見数が多いのは、風化に強いためである。
岩石タイプの隕石の数が少なくなっているのは、地球の岩石と見分けが付きにくいためである。火星や月から飛んできた隕石も岩石タイプのひとつで、高価です。
火星からの隕石は1グラムあたり7万円以上。また、
月から飛来した隕石は1グラムあたりビックリ!!110万円も!!。
以上が調べてわかったことになります。
さて、本題は、
なぜ作者モンキーパンチは斬鉄剣に「流星」と名づけたのか?でしたね。
結論!「古代の剣が隕石から作られていたことを知り、そこからロマンを感じヒントを得て「流星」という名を付けた!!」(ただ、あくまでも推論です。長々と続いた割にはあっさりした結論でゴメンなさい。)
今回のメッセージ 自分の疑問に対してどんどん追究していくと、自分の欲しい結論だけではなく、いろいろな知識が付いていきます。
「勉強はなぜするの?」
「勉強してなんになるの?」
「勉強はしなくちゃいけないの?」 僕が学生の時(勉強をしていない時期)はそう思っていました。
今、自分が学生の頃を振り返った時に、勉強は欲しかった知識だけでなくいろいろ知識がついて、それがまた
新しい発見につながりました。
勉強は嫌いだったけど正直それは楽しかったですね。
人には元々新しいことを知ると楽しいという脳のメカニズムがあるそうです。
あるひとは
「学びは娯楽だ」と言います。
学校の勉強が嫌になったときは、全部やろうとせず自分が気になることをいろいろ調べてみてはどうでしょうか。元々自分が持っている
学ぶことの楽しさを体感してみてください。また勉強に前向きになれると思います。
やらされ勉強じゃ誰だって嫌でしょう。
自ら学ぶ姿勢で勉強に臨んだら勉強が好きになっちゃうよ!!!
学ぶことが好きになったら、大人になっても一生成長できる人になりますよ!!!
(その他のブログでも「教育の現場」を覗いて見て下さい♪)