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数学には多くの不思議な世界がありますが、
本日は「0」についてです♪
【第1065回】
ブログネーム. かねなし和也今回から、ブログデビューします、
かねなし和也といいます。
JPCに来る前、5年位予備校で浪人生に
数学、
物理を教えていたので、
数学、
理科に関係あるブログを中心に書いていきたいと思います。
今回は、
「0の不思議」と題して書いていきます。
皆さんも、知っているように、
0はもともと
インドで数としての
0が確立され、
0÷0を
0と定義した以外は、全て現代と同じ定義をしていたそうです。
0の理念は、仏教では
空、数式上では実在するものの、
真に実在するものではなく、その真相は
空虚であるそうです。
まあ、とりあえずかたい話はさておいて、実際に問題を見てみましょう。
0+0 0-0 0×0 0÷0 はそれぞれなんだと思いますか?とある人が、
0+0=0 0-0=0 0×0=0 0÷0=0 と答えを出しました。
正しいでしょうか? 間違っているでしょうか?実は、
0÷0=0以外は全て正しいです。
A÷A=1みたいに
1とはやらないようにして下さいね。
ちなみに、
0÷0は 0がいくつ集まったら0ですか?ということで、
0はいくつ集まっても0なので、
答えは、
「何でもよい」です。
数学ではこれを
「不定」といいます。
この考え方は、
6÷3=2を6=3×2のように
割り算を掛け算に書きかえると分かりやすくなります。
つまり、
6は 3がいくつ集まったものかという風に考えるのです。そうすると、
2となります。
では、0÷1 1÷0 はなんでしょうか?答えは、
0÷1=0 1÷0は、
0がいくつ集まったら1ですか?ということで、
0はいくつ集まっても
1にはならないので、
答えは、
「できない」です。
数学ではこれを
「不能」といいます。
理系の人は、数Ⅲの極限のところで、
無限大(∞)と習うとは思いますが、文系の人もいると思いますので、
今回はカットします。
とりあえず、今回はこれで終わりにします。
0って本当に深くて不思議なものですね。最後に、
DCの数学の
セレクトマニュアルにも書いてありますが、
①AX=3 ②AX=B
の2つの一次方程式は解けますか?
①X=3/A ②X=B/A とすると間違いになりますよ。
できそうで、できない問題ですよ。
予備校にいた時は
浪人生へ、DCでは
現役生にこの問題を出しましたが、
なかなかきちんとした答えを出した生徒は、少なかったようです。
ちなみに、唯一、きちんとした答えを出した生徒は、じつは
浪人生ではなく、
去年、
東大理科Ⅰ類に
合格した
現役生でした。
(その他のブログでも「教育の現場」を覗いて見て下さい♪)